お米の最新研究で分かったことが放送されていました。

（NHKスペシャル　食の起源　2019.11.22放映  ）

今までお米は食べると太るとかいろいろ言われてきました。

生産者としても肩身が狭い思いでした。

でも日本人にとってお米は大切な食べ物であるということが分かりました。

簡単に要約しましたので興味ある方は調べてみてください。

1：アメリカのシモンズ大学で13万人のデータを20年間調査

普段の生活で糖質の摂取量が標準的な人に比べて、特に少ない人は死亡率が1.3倍高い。

それは糖質を摂らないと、タンパク質や脂肪からエネルギーを作り出す過程でアンモニアが発生し、動脈硬化・がん・心臓病・脳梗塞への影響があるからである。

2：お米を電子顕微鏡でみると大半がでんぷんの結晶

そのでんぷんの結晶の隙間にタンパク質、必須アミノ酸、食物繊維、ビタミン、ミネラルなど、

人間の体に必要な栄養素が詰まっている。

3：3000年前から米を主食としてきた日本人の遺伝子が変わってきた

でんぷんを食べない国の人は4〜5個、日本人には平均7個のアミラーゼ遺伝子がある。

この遺伝子はでんぷんを甘い糖に分解する。

その結果、膵臓から分泌される「インスリン」が少なくて済む。

お米は日本人にとって太りにくく肥満を抑制する食べ物。

4：ご飯を主食にして食べ続けた日本人はプリボラ菌という腸内細菌が

全細菌の7.5％を占めている

この菌は短鎖脂肪酸を作り出す。脂肪の燃焼、免疫の働きを良くし、

動脈硬化や糖尿病を予防する。